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鏡幻屋・灯の戯言日記

ここは、灯友星の日々の小言+SSを綴った日記帳です。何かの感想やらサイトと作品の裏話やらを書いてます。拍手レスやらお礼もこっちです。 基本、更新日周辺でしか書かないと思います。

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暑いと余計に日記を書く気がしません。小説は書くクセにね。どれだけ日記嫌いなのか、よーくわかるというもんです;

最近朝の寝起きが遅いです。いつもならアニ横始まる10時までには起きてたというのに…この間から10時回ってたりするんですよね。多分暑さで体がダウンしてるからでしょうが。もっとも、昨日だけは、正月に続いて2番目くらいにくる怖い夢を見てしまい、9時には起きてきたんですけどね(いや、それでも遅い;)。

あと、ちょっと早いんですが、暑中見舞いってことで、とりあえず小説1つをアップしました。内容はシカナルです。フリーにしてるんで、よかったら持ち帰って天麩羅にでもやってください(笑)あ、もう一つ用意はしてるんですけど…そっちはシカナルじゃないです。むしろナルさん受けじゃないです。えぇ、未知の世界にチャレンジしてみようかと(汗)折角茜嬢経由できたリクエストなんで、がんばる所存ですっ。もち、本編や7Gの長編もぼちぼち更新しようと思ってるんで、ご安心くださいませ。

では、本日はこれで。以下、拍手レス&今日のSSです。

○拍手レス
>悠里さま
お久しぶりです。いつもありがとうございますっ。
今年の夏は本当に暑いですね。暑いのは苦手なんで、私も毎日唸ってます(笑)お互い気をつけましょうっ。
ナルトにはまたまた新キャラ登場しました。中々良い読みしてらっしゃいます!実は「幕を引くもの」に鈴玖の正体のヒントが密かに載ってたりするんです。お時間ありましたら、探ってみてください。あと暑中見舞い小説もアップしたんで、ぜひそっちも読んでやってください。こっちはシカナルなんで。
では、体にはお気をつけて。またのお越しをお待ちしています。

その他、拍手をくださった皆様に。無限の感謝と愛をこめて。
暑い中、こうやって拍手をくださるだけで、とっても励みになってます!


○今日のSSS(混合パラレル・続き)

部屋への案内を仰せつかったシカマルは、くいと階段を指して勝手に歩いていった。
だまされた気分のイノは、黙って歩く幼馴染の後を着いていく。
(詐欺よ。絶対サギだわっ。あんなに、あ、あたしより可愛い女の子が、実は男で管理人さんで、シカマルの女神様だ、ってのが!っていうか、あたしの荷物勝手に移動させないでほしいわ…いつ誰がやったのかわかんないけど)
夕ご飯の準備で各自勝手に動き始めた住人たちが広間からいなくなったあと、部屋に行くということでソファの側に置いてあった荷物を見ると、跡形もなく消えていた。シカマルに聞けば、もうとっくに運ばれたのだと言う。だが、シカマルもあのナルト少年もずっとイノと一緒にいた。ならばシェラかとも思ったが、初めて来たイノの荷物を、果たして彼女のものと決め付けられるというのは変だ。その他の住人たちは、イノが広間に来てから、部屋から出てきたり外から帰ってきたりだし…あそこであった以上の住人はいない、ということも聞いた。
(大体、この屋敷変なのよねぇ。最初から、そうよ。玄関がいつ開いたかわからなかったし、台所の真上の部屋じゃないのにテイトくんたちの部屋の音が真上であったように聞こえたし、荷物は勝手になくなってるし。おまけに中はすっごい豪華だけど、外はボロボロとか…は関係ないか;)
まるで、自分達以外に誰か、いるような感じだ。そういえば、ここへ来る途中、近所の人は皆『幽霊屋敷』と呼んでいた。
「ね、シカマル。ここって幽霊出るの?」
「あ?んなの出ねーよ」
「そ、そう……」
「大方近所から幽霊屋敷だって聞かされたんだろ」
図星だったので、思わず素直に頷いてしまった。シカマルはため息をつきながら、3階の廊下を渡る。
「ま、仕方ねぇけどな。何も知らずに入ってきて、ウチを見て逃げたやつが皆、そう言って出て行ったからなぁ」
「えっ?!それって…やっぱり……」
「だから、幽霊じゃねぇってんだ。っとここか」
扉についた313の表示を見て、シカマルは扉を開けた。今の話で怖気づいたイノも、恐る恐る入ってみる。帰ってしまおうかとも思ったが、部屋を見てからでも遅くはないだろう。
だが予想に反して、中は清潔感溢れる、1人部屋にしては広い部屋だった。彼女の荷物が置かれたベッドも大きくふかふかで、サイドボードにはランプも常備してある。収納庫のクローゼットも、開ければかなりの広さだ。1人用とは思えない、待遇の良さだ。
「ここがお前の部屋。あっちが寝室。こっちがリビング。小さいけど冷蔵庫とビデオ付きテレビはある。洗面台はそっちについてるけど、トイレ・風呂は1階だ。食事はさっきのキッチンか、パーティーするなら今日みたいに広間だな。他に欲しいもんとかあったら自由に入れていいぞ」
「な、何でもいいの?」
「おぉ。ベランダでガーデニングするなり、オーディオ持ち込んで聞くなり、好きにしろ」
ベランダ、と聞いて、イノはリビングにあった一番大きな窓に走り寄った。ガーデニングの好きなイノにとっては、十分な広さがある。しかも洒落た作りの柵がついたそこからの眺めは、かなりいい。電車の中から微かに見えた海や山が一望できる。沈む夕日が、一段と綺麗だ。
「…うわぁ、いいわぁ。ここ」
イノは一目で気に入ってしまった。何ともステキな部屋だ。吹き込む風が気持ちいい。
「ここに住んでりゃ、追々わかることだけどな。確かに、幽霊屋敷って呼ばれるような現象はあるぜ。実際そんな存在がいることは確かだしなぁ」
「え……」
「けど、それが絶対に危害を加えることはないし、むしろ何かあったら協力してくれるし、守ってもくれる。例えば、お前の荷物を運んでくれたようにな」
いつの間にか隣にいたシカマルは、そう言った。言われれば確かに、最初の時も、思えば両手が塞がっていたナルトのためにドアを開けたのかもしれないし、あたしの荷物も重いからと代わりに運んでくれたのかもしれない。なんとも好意的な幽霊(仮)だろうか。
「しばらく住んでからでも、遅くはねぇだろ。イノ」
「……ん。そうね」
シカマルの言うとおりだ。何日かでも住んでからでも遅くはない。それに、婚約者の件もかなり気になるのだ。あの管理人の少女…でなく少年は、どんな人物だろうか。
再会した幼馴染と、イノは悪戯っぽく笑いあう。
「じゃあ、これからまたよろしくね。シカマル」
「おぉ。またよろしくな。で、話が決まったとこで、だ。さっさと着替えて、下行くぞ」
「へっ?!また?」
「当たり前だろっ。なんだかんだいって、晩飯の時間だし」
今日は宴会だ、とシカマルはにやりと笑った。


イノちゃん、屋敷の不思議に触れる編。あと1,2回ってとこかな。

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    日々素敵な出会い(小説とかマンガとか)を求め、あちこちの本屋を巡るのが大好き。
    一番好きな時間は、小春日和にふかふかの布団の上で、大量の本とぬいぐるみたちに囲まれ、ゆっくりお昼寝してる間。とにかくまったりな性格。
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