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鏡幻屋・灯の戯言日記

ここは、灯友星の日々の小言+SSを綴った日記帳です。何かの感想やらサイトと作品の裏話やらを書いてます。拍手レスやらお礼もこっちです。 基本、更新日周辺でしか書かないと思います。

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気がつけばあっとういう間にバレンタイン終わりましたね;
今年は作らず、買ったやつを職場の人たちに配りました。出費、高くついたよ…(泣)まぁ、去年はあのできそこないケーキに対し、素敵なバッグもらった身としては、申し訳ないなぁなんて思ってたんで、これでイーブンだと思います。(何しろ人数比としては1対6の小数派所属ですから)

けど、本っ当に左目探偵、楽しいですね♪夢人が愛之助と映る度、萌えてます(ォィ
せっかくなんで、例のごとく、妹にも聞いてみました。

「お嬢(ウチの妹)。左目、楽しいよな?」
「うん。めっちゃ楽しい!特ににーちゃん(夢人)が楽しいよなっ」
「そーやね」
「あれ、ぜったい兄ちゃん、弟のこと大好きよな
「…おぉ、そーやね;」

というお答えが返って来ました…。お嬢さん、本当にアナタBL嫌い?(疑惑)
確かにまぁ、常に弟を監視してたり(いや、余計なことを言わないように、ね)、泣いてるかもしれない弟を迎えに行ってみたり(無実の死刑囚と復讐に走ったその息子の間に立った感想を聞こうとしただけでしたよ?)、弟に近づく人をことごとく排除しようとしたり(あれ、たまたまなんじゃ…;)敵です宣言後なのに弟の部屋に勝手に(大家の許可をもらって)入ってたり、殴りかかってきた弟を抱きとめてみたり(耳元への囁き、ゴチソウサマです☆)…!!ステキ要素満載というか…歪んだ愛情だなぁなんて思ってましたが。そうか。妹の目にも兄ちゃんは弟ラブに見えるのか…。とりあえず勢いに乗って寺脇さん出てたスペシャルと見損ねた2話を見て、1人楽しくによによしてしまいました(笑)

さて、座談につきあっていただき、ありがとうございました!
それでは、遅ればせながら、バレンタインSSご披露します。いや、本当に短いですよ?拍手用に使おうとしていたやつなんで。
ちなみに、ナルトで学園ほのぼのです。それでもよろしければ、どうぞ。

☆バレンタインSS(ナルト)

本日、2月14日―――バレンタインデー。
世は、聖戦…まさに、乙女たちの、乙女たちによる、乙女たちのイベントである。

この学校も例外ではなく、昼休みや授業が終わった今も甘い匂いと空気一色であった。
そのせいか、放課後のこの教室には、3人の男子生徒しかいなかった。
「いいよなぁ。チョコほしーぜ」
机に突っ伏したキバが、ぼそりと呟いた。
これで本日何度目だろうか(10回までは数えた)の呟きを、聞き流すことがいい加減鬱陶しくなったシカマルは、雑誌をめくる手を止めずに適当に相手をしてやることにした。
「安心しろ。この国でのバレンタインは、昔から製菓会社の陰謀と決まってる。義理とか友とか頭についたの多いだろ。むしろ女同士であげて食う方がよく目にするし。なぁ、シノ?」
「そうだな。元々は海外の宗教から来た風習だが、それに目をつけた製菓会社が広めたのは事実だ」
「だとしても、ちっとも嬉しくねぇ!サスケなんて、いっぱいもらってんじゃねぇか!」
チョコは男のステータスだぁ!!…と叫ぶキバが、涼しい顔をした三枚目顔のクラスメートの名前を挙げた。
サスケの人気は大変高く、朝から学園中の女子生徒たちがこぞってチョコ等を受け取って貰おうと、教室に殺到していたのを覚えている。サスケは金持ちの息子な上に、受け取らないことでも有名だから、面白がって送る人間も多いのだ。
そして今、現在進行形で女生徒からチョコ攻撃が続いており、それから逃げ回るため教室から猛スピードで飛び出して行った…のを見送ったのは、記憶に新しい。
「あんな風に、貰いたいか?」
「……いや…あんまり…」
出ていく前の、サスケのくたびれた上に逃げるための必死の形相を思い出し、キバは身震いした。
さて、今頃どうなっているのだか。あまり想像はしたくない。
その時、教室のドアが開いて、クラスメイトの1人が飛び込んできた。
「シカ。お待たせ!」
金色の髪を揺らし、ナルトはシカマルの前までやってくる。ようやくか、と彼は嘆息すると、雑誌を閉じてナルトを迎えた。
「意外に早かったでしょ」
「あー、そういや、早いな」
「ネジに頼みこんで、会議早めに終わらせてもらった。途中カカシに会ったけど」
「またか、あの変態教師がっ。何か変なことされなかったか?」
青筋を立てて拳を握るシカマルに、ナルトはにっこりと音が聞こえそうなくらい笑顔を浮かべた。。
「大丈夫っ。声かけられる前に、何でか近くにいたサスケ投げといた。後ろでサクラたち女の子の悲鳴と物騒な物音は聞こえたけど」
サスケが近くにいたのは、ナルトがいたからだろう、と思われる。彼がナルトに好意を寄せているのは、このクラスでは公然の秘密(当人たちを除く)なのだ。
咄嗟で男一人を投げ飛ばせるとは、さすがとしか言いようないが、悲鳴と物音から推測され、かつ明日の学校新聞に十中八九載るだろう出来事に、哀れサスケ、と男3人が考えたことは言うまでもない(カカシは自業自得だ)。
そんなことは露知らずのナルトはというと、忘れていたことを思い出したように、自分のカバンを探って、金色のリボンがかかった黒い包みをシカマルに差し出した。
「はい。ハッピーバレンタイン♪」
「おっ、サンキュ。今年はブラウニーだったな」
「自分で言ったくせに何言ってんだ。来年はリクエストあるなら、もっと早く言えよ」
昨日急に言うから大変だった、と呆れるナルトは、けれども、シカマルが嬉しそうにしているのを見て、微笑んだ。
にんまりと相好の崩れた顔で、シカマルは見せつけるようにキバを振り返った。
「いや、実にいい日だな、バレンタインってやつは」
「テメェ、自分だけ本命から貰いやがって!今日は陰謀の日じゃねぇのかよ!!」
「何言ってんだ。俺が言ったのは、世間一般の話だ。俺とナルの間については、別の次元に決まってんだろ」
「ただの自慢じゃねぇか!!」
自信満々に言い切ったシカマルに、とうとうキバが叫んだ。
話の流れについていけないナルトに、会話から離れていたシノが声をかけた。
「ナルト、お前の認識はどうなんだ?」
「あー…バレンタインのことか?製菓会社の策略だろ。本来の意味は知ってるけど、別に信者でもなんでもねぇし」
「じゃあ、お前も悪の陰謀に加担すんのか?!裏切り者め!!」
「…裏切り者って;本当、どうしたんだよキバ」
「気にするな。おかしいのはいつものことだ」
「シノがそう言うなら、まぁいいけどさ。あえて言うなら…コイビトだから?」
サスケやカカシが見たら一発KOできそうな仕草で、ちょこんと小首を傾げると、少し考えてこう言った。
「だって、策略でも陰謀でも、乗せられた方がその…す、『好き』って言いやすいだろ」
普段言いにくいし、と言いながらも、はにかむナルト。直接ではないものの、「好き」と言うのは気恥ずかしかったらしい。
だが、その表情をばっちり目撃したシカマルは、無言でナルトの腕とカバンを持つと、出口へと向かった。
「ぅえ?ちょっと、シカ?」
「帰んぞ、ナル」
「えぇ?!キバもシノもせっかく待ってくれてたのに…」
「これ以上お前の顔、他の奴に見せてやるのは、もったいねぇ!」
「どんな理屈だ!あ、また明日なっ」
2人の話声が、段々遠くなっていく。何だかんだ言っても、離れて帰る選択肢など頭にないほど、2人はやはり仲が良い。
いつもなら、仕方ないな、と苦笑して済む話だが、今日は逆に恋人のいないキバへの、とどめとなったようだった。
「……シノぉ。俺も彼女ほしー」
今度こそ幼馴染にかける言葉がなくなったシノは、諦めと慰め混じりに黄昏るキバの背中をぽんぽん、と叩いてやった。



同じ学園だったら、なパラレル学園物でした。お粗末さまです!

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    日々素敵な出会い(小説とかマンガとか)を求め、あちこちの本屋を巡るのが大好き。
    一番好きな時間は、小春日和にふかふかの布団の上で、大量の本とぬいぐるみたちに囲まれ、ゆっくりお昼寝してる間。とにかくまったりな性格。
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