2007/04/03 (Tue) 花煙

疲れてはいたんですけど、行かなきゃ…なんてことありますよね。いえいえ、そんな大げさなもんじゃないです。ただ夕方散歩に行くのが面倒だっただけ；おかげで桜が綺麗に咲いてるのが見れてよかったです。満開まであと少し…かな？今日は曇りだったんで、花煙（？）も綺麗でした。いやぁ、春だことで。眠いしね。

今日は時間があったので、後輩達の応援＆顔を見に学校まで行ってきました。しかし、眠いのなんの。行きは爆睡。帰りは…ちょっとだけ寝て、その前はコバルト文庫の『ダナーク村へようこそ』を読んでました。響野さんの作品は結構好きです。最初にハマったのは、茜嬢に勧められて読んだS黄尾シリーズ。樹川さんの楽園シリーズと並んで（電車で読むのがはばかられる程）笑えるとのことで、読んでみたんですが…あははっ。大当たりっ！最初はそうでもなかったんですけど、途中から笑いが止まらなくて、面白かった!!全員個性強いキャラばかりだし、探偵なのにギャングだし、義弟のせいで壊れた家は改造されて中がすごいことになってるし、ユキちゃんのご飯はおいしそうだしっ（ェ　……なんで、S黄尾の話になってるんでしょう？とにかく、シリアスなものも多いけど、この方の本は大好きです♪ダナーク村も署長さんとビーの関係が楽しくて、面白く読めました。また続き読みたいかも。

え～と、最後に執筆状況を少し。
ただいま、予想外～の最後を書いてます。あと、拍手をそろそろ入れ替えようかと。あ、お題部屋もキャンディボックスみたいにして少し見やすいようにしようかな、と画策中。これはどっちにしても、もう少し先になると思います。まずは、予想外～をさっさと書かなきゃっ。

で、以下は今日のSSS。

○今日のSSS（初・英国）

「お前が…好きだよ。ユウリ」
偶然図書館で出逢った隣室の上級生は、誰もいない書棚の一角で、少年に甘く囁いた。
「……アシュレイ。今日は何の日か、知っててやってるでしょう」
「あぁ。もちろんだ」
にっ、と笑う魔術師に、ユウリは色気の欠片もなくため息をついた。
本日は、４月１日。エイプリルフール。朝から友人達が軽い冗談を言って騒いでいたので、よく知っている。
そしてつまり、彼の今の言葉は、冗談、ということになる。
「…けど、知りませんでした。アシュレイでもそうやってイベントに乗るんですね」
「ふぅん。お前には意外だと？」
「えぇ。クリスマスの時だって、そんなのはどうでもいいって顔してましたし」
もっとも、あの時はそれどころではなかったのはよく知っているのだが…。
しかし、彼は表情を一変させて真面目な顔を作ると、再度ユウリに身体を寄せた。
警戒するユウリに、アシュレイは悪魔のような笑みを浮かべて、頤に手を添える。
「知らないのか？ユウリ」
――エイプリルフールにはその日一日『全く嘘を吐いてはいけない』風習もあったんだぜ。
万人をも魅了する低く掠れた声に、ついでと耳朶を一舐めされ。
ユウリは顔を真っ赤に染めたまま、面白そうに笑う魔術師の真意が掴めずに。しばし、呆然と立ちすくまざるをえなかった。

Which is the words, ... true or false?


は、初めて書いたかも…；英国妖異譚よりアシュレイ×ユウリで、４／１ネタでした。未だ魔術師への愛は消えてないです。むしろ、深まってるかも。卒業しても影響残ってて、こっそり手を出しつつあるアナタが大好きですっｖ早く最新刊が出ると嬉しいな、と日々思ってます。