鏡幻屋・灯の戯言日記
ここは、灯友星の日々の小言+SSを綴った日記帳です。何かの感想やらサイトと作品の裏話やらを書いてます。拍手レスやらお礼もこっちです。 基本、更新日周辺でしか書かないと思います。
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博物館の実習に行ってます。近所…ってわけじゃないんで、電車とバスを乗り継いで一時間ほどかけて行ってます。いやぁ、新しい経験が出来て、学ぶこともいっぱいだし、面白いことには面白いんですが……暑っ!!数日炎天下が続いていて、外での作業はやっぱり大変です。おまけに夕方になったら雷が鳴り始めて夕立になったりするし。しかも毎回帰る時間帯にっ。とりあえず、帰ったら即風呂に入るのが日課になってます;あともうちょいなんで、がんばっていきます!
けど、ちょっぴり災難です…。夏目の4巻なかったし、1/2のヒーローの最新刊もなかったし、乙龍シリーズ(これもコバルト)は延期っぽいし、百鬼の14と15は売ってるとこないし…。そういや、卒論のレポートもまだだよなぁ。まぁ、成績出るのが来年なので、まだちょっとは余裕あるかな、と。ネタは一応あるし(ほぼQEDが元ネタになりそうだけど;)。
というわけで、本日はこれで。暑いですが皆さんお気をつけを。
以下、拍手レスとSSSの続きです。
けど、ちょっぴり災難です…。夏目の4巻なかったし、1/2のヒーローの最新刊もなかったし、乙龍シリーズ(これもコバルト)は延期っぽいし、百鬼の14と15は売ってるとこないし…。そういや、卒論のレポートもまだだよなぁ。まぁ、成績出るのが来年なので、まだちょっとは余裕あるかな、と。ネタは一応あるし(ほぼQEDが元ネタになりそうだけど;)。
というわけで、本日はこれで。暑いですが皆さんお気をつけを。
以下、拍手レスとSSSの続きです。
○拍手レス
>悠里さま
いつもありがとうございますっ。そして、お帰りなさいませ。合宿お疲れさまでした。三重は(ほんのごく一部のみ)よく知っているので、何だか不思議な気分です。
さて、小説楽しんでいただけて何よりです。大切に保管していただけるとは、感謝感激ですっ。しかし…中々鋭いですね;かなりいい線いってます。えぇ、それはもうすっごく(冷汗)ま、まぁ種明かしはまた後々の更新で明らかにしていくつもりなので、楽しみにとっておいてください。
あと、早速のリクエストありがとうございます。受付順堂々の1位でしたっ。うぅっ、1万ヒットのキリリクもまだお待たせしてるというのに…。気長に待って頂いてる上にこうやってまたリクエストしてくださって、本当に嬉しいです!どっちも必ず仕上げてみせますので、もうちょっとお待ちくださいませ;
では、またのお越しをお待ちしています。本当にありがとうございますっ。
その他、拍手をくださった皆様に、無限の感謝と愛をこめて。
○今日のSSS(前回の続き)
「お前たち、下がれ」
その一言で、回りの闇はいとも簡単に退いた。
フラウはひとまず安心したが、まさか追手か、と背中にテイトを庇うように身構えたまま、新たに現れた人物達を見据えた。
草叢の向こうから現れたのは、2人。
1人は、黒のハイネックの上に赤と金の派手な着物を羽織った、オレンジ色の髪と紫の瞳の青年。もう1人は、黒の長衣をすっぽりと被った、高い位置で括った長い金糸に蒼の瞳の少女…のような、少年。
「何か騒がしいと思って来たら、人がいるとは思わなかった」
「まぁな。俺でも気付かなかったぜ。しかも、面白いやつらときた」
飛んでいた黒い烏を肩に止まらせた少年は、闇が散ったのを見て、ようやくフラウたちに目を向け、顔をしかめた。
「あのさ悪いけど、別に襲ったりしないから、この物騒なやつ仕舞ってくれない?」
思い切り食べられそうで嫌だ、と言った少年に、フラウはほんの少し目を瞠った。と、途端に気が抜けたのを察した右手の鎌が、少年たちに襲い掛かる。
しかし、それが届くことなく、逆に隣にいた青年の手によって掴まれた。
「おぉ、怖っ。お嬢を喰わせるわけにはいかねぇんでなぁ」
「…もしかして、これ、お兄さんの言うこと聞かないやつだったりするの?」
「……時々、な。悪ぃ。今仕舞うわ」
不満げな鎌を納め、フラウはじっと彼らを見た。見たところ、兄弟には見えないし、やけに人間離れした雰囲気を感じる。追手じゃないのか、とフラウは不審な目を向けた。
「お前たち、何者だ?」
「それはこっちのセリフだぜ、金髪の坊。勝手に人ん家に入り込んで来たくせによ」
「なっ……オレはガキじゃねぇぞ!」
「あ、あのっ。ここってあなたたちの家の敷地なんですか?だったら、ごめんなさいっ」
ひょこっと横合いから顔を覗かせたテイトがすまなさそうに謝ると、少年は苦笑した。
「別に謝らなくていいよ。敷地…っていうのとはちょっと違うし」
「この森は俺たちの住処でな。お嬢の家はあるけど、森の中の一角だ。まっ、ほぼ敷地であってんだろうけど」
「話せばややこしいけど、そういうこと。あの、もしかして、迷子ですか?」
「ぅえ?!え、っと……」
「ってわけじゃなさそうだな。さっきの鎌といい、服装といい…異国の人間か?」
「……多分?ね、フラウ」
「んなこと知るかっ。確かに、お前らのような服装は見たことねぇし、さっきの…よくわかんねぇやつとかも見たことねぇしな」
子供呼ばわりされたことが気に入らなかったフラウだが、真剣に考えてみた。彼らの衣装は、自分達は見たことがない。それから考えられる結論は…今のところ、思いつかない。
「衣装はともかく、さっきのは普通の人は見ないんだけど;とりあえず、そっちの国名とか地名とか教えて。大体なら把握してるから」
「……いいよね、フラウ?」
「好きにしろ」
「えっと、オレたちが住んでるのは、バルスブルグ帝国第7区の教会なんだ。すっごく有名…なはずだけど」
そう言った途端、目の前の2人の目が点になった瞬間をフラウとテイトは見た。
「………どこ?それ」
「んな地名…ってか国名?はないし、第一、教会って何だ?どっかの学会団体か?」
「夏兄、学会なんて言葉、よく知ってるね」
「フンっ。俺はよく人界に降りるからな」
それで、どこだ?と聞かれても、テイトたちには答えられなかった。
帝国がない。っていうか教会がない。いきなりのことに、頭が混乱し始める。
「えっ?じゃあ、ラグス王国は?ホークブルグ要塞は?!」
「ほ、ふぉーく…?何それ?要塞っていうくらいだから、施設なんだろうけど」
「…そ、そんなぁ…じゃあ、ここどこだよ…」
泣きそうになったテイトは、側にあったフラウの法衣に顔を押し付ける。皺になるほど握り締めるテイトの背を宥めるように叩いてやると、何事か考えていたフラウは、ある一つの考えを口に出した。
「もしや、異世界トリップってやつか?」
異世界トリップ。またの名を、禁断の次元渡り(そのまんま)。
だが、相手側の2人は、あっさりそうかも、と納得してしまった。
「なるほどね。だから、突然現れてあいつらに警戒されたし、服とかこの世にない地名とか、変なわけか」
そして、踵を返すと、少年はテイトたちに、くいと手招きした。
「そうとわかれば、話は早い。とりあえず家に来たら?話するついでに、お茶ごちそうするよ」
にこやかに微笑んだ少年に、悪意はない。青年は勝手に先へ行っている。
この状況に複雑な顔をする2人だったが、今は為す術もないので、どうにでもなれ、という心情の下、結局彼らに着いて行くことにした。
スペシャルコラボ第2弾をお届けしました。個人的に、テイト君とナルさんが書けて、満足ですっ。
さて、お次は家に招待編ですね。
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