鏡幻屋・灯の戯言日記
ここは、灯友星の日々の小言+SSを綴った日記帳です。何かの感想やらサイトと作品の裏話やらを書いてます。拍手レスやらお礼もこっちです。 基本、更新日周辺でしか書かないと思います。
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最近仕事で帰ってきたら眠くてあんまり書けてないので、ちょこっとネタ出し。SSにするには短いんで。更新の代わりと言やぁそうですよね;しばらく続く予定です。でもCPはBLだったり普通だったり。メインのジャンルから全然扱ってないメジャー・マイナーなもの(灯の大好きなやつではあるけど)まで。えーっと…ようは色々?たまにパラレルとかオリジナル設定とか。好きに書いてみたいなと思います。
そして一つ目はなぜかさっきぱっと思いついたネタ。ナルトですよ。何故最初からそんな経緯に?とかいうツッコミはご容赦を;
☆お蔵ネタ1・ナルト(シカナル)
「ありがとな、シカ。助かった」
ナルトがふわりと笑う。シカマルとしては、普段の演技状態も可愛いが、素の綺麗な方で礼を言われると何だかくすぐったい。しかも、彼が笑顔を向けてくれるのは自分をはじめごく限られた人間だけなので、貴重というか満足というか、心が満たされるのは事実である。
いつもならシカマルがそこで「どーいたしまして」と言って終わる…のだが、今日はそれで終わらせる気はなかった。
「他ならぬお前のため、だからな。これくらい簡単だ」
「そっか。いや本当、シカって頼りになるよ」
「だから、お礼はキスでいいぜ」
「ん、わか……ほへ?」
滅多に見れない虚をつかれた顔にシカマルは笑うと、もう一度同じ言葉を繰り返した。
「だから、お礼はキ…むぐっ」
「や、さっきそれは聞いたし!っていうか、な、なんでキ…キス、なんだよっ」
「ん、別に。いいんじゃね?減るもんじゃねぇし」
「いや、確実減るし!」
「…減らねぇっての。第一、俺はお前の婚約者だぜ。一回くらいしてくれても罰は当たんねぇと思うがな」
意地悪そうな顔で覗き込んでみれば、ナルトは顔を真っ赤にしていた。涙の滲む瞳がゆれている。だが、そこに拒否の色は見えないことから、ただ恥ずかしいだけなのがわかった。
そしてシカマルの察しの通り、ナルトにしてみれば『キス』という行為が気恥ずかしいことこの上なかった。しかし、シカマルに感謝しているのも事実である。おまけに、いつの間にか閉じ込めるように顔の両脇に両手をつかれており、彼の迫力に押されている気がして、逃げられそうになかった。
「えぇっと…」
「…しゃあねぇな。じゃあもう一つ選択肢をやるよ」
「…して内容は?」
「俺からのキス1回」
「って状況悪くなってる?!」
「失礼だな。でもまぁ、どっちがいいかはこれでわかっただろ。お前からか、俺からか」
言っとくが俺からのは激しいからな、と囁くように付け足されて、ナルトは陥落するしかなかった。
「…オレからのでオネガイシマス」
「よし。いつでもどーぞ」
勝ち誇った笑みで目を瞑られて、ナルトは頬を膨らませる。が、自分から言ったので撤回は不可能だ。
しばらく考えてみて、ナルトはいい考えを思いついたという顔をした。
そっとシカマルの顔に唇を寄せる。
ちゅっ、とリップ音つきでほのかな温もりが落ちたのは…頬だった。
驚いて目を開けると、してやったりと笑うナルトの瞳とかち合う。
「これで1回ねっ」
「おまっ…ずりぃぞ!」
「別に場所指定されなかったもんね。これも正式な1回」
今度はシカマルがやられた、と落胆する番であった。だが、頬であったとはいえナルトから初めてされたキスはの感触としては悪くない。
シカマルは、キスしてもらっただけでもよしとするか、と思い直すと、「これで我慢してやるよ」と言って楽しそうなナルトをようやく解放した。
…何が書きたいのかわからないネタでした。アカデミー時代くらいかと。
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